手術後の正吉
患部を舐めないようにカラーをつけ、首の動きを制限します
03.08.15正吉去勢手術のあらまし
8月14日 手術前日 普通に過ごしました。いつもどおり19:00に食事、21:00におやつを少し。
8月15日 手術当日 朝食を摂らずに病院へ。一泊二日になるので食器と食事二回分を持参しました。
(手術を察知したわけでは無く)何よりも大事な食事を抜かれている為に機嫌がすこぶる悪く、全く落ち着きません。★動画CLIPへGo ※Windows Media Player でご覧になれます。
まず手続きをします。内容は、

・同意書へのサイン

※手術に当たっては人間と同じく家族の同意が必要です。要するに、処置中の不可抗力による事故の責任を医師に問わない約束をする訳です。
・身体測定(体重・体温・心音のチェック)
※当然ですが、ここで問題があると手術には至りません。
測定で問題が無く手術決定となり入院です。ここからしばしの間正吉とはお別れ。頑張れ〜
午後にオペ。手術は全身麻酔で行われます。術後、特に問題がなければ病院側からの連絡は無いとの事だったのですが、心配だったので夕方電話を入れました。「元気に立ち上がっていますよ。心配ありません。今晩は食事も与えます」とお聞きしてひと安心。状況によっては食事を制限する場合もあるようです。
(肝心の)手術による正吉の部位変化をかなり俗な表現でお伝えするならば、「サオ有り」の「玉無し」で「袋付き」というところでしょうか。
8月16日 退院の日 夕方お迎えに行きました。治療室で待っていると上の写真のごとく、水色のカラーをつけた正吉が登場。正吉には悪いですが笑っちゃいました。スタッフの方からは「おとなしくしてましたよ」と言われたのですが、飼い主を見た瞬間から前日の朝に預けた時と全く同じ状態に。全然変わっとらん! ゴローとしては去勢による落ち着きを期待していた面もあったので少々がっかり・・・。ま、でも正吉はこうじゃなきゃネ。オカマっぽくなるよりいいでしょ、と変に納得。実際、去勢によって変わるのはオス特有の性質の変化(たとえば縄張り意識の低下など)であり、それが気性の落ち着きに連動している訳ではないようです。
先生に食事の与え方をレクチャーして頂き、薬の指示を伺って退院しました。
家に着くと、家族は元気な正吉を目にして安心した様子。正吉は偉大ですね、日ごろ固い長男さえもかなり心配していたようで、玄関まで出てきました。父親のゴローが退院して帰って来た時にはそんなそぶりは少しも見せなかったのに。(笑) 正吉も我が家に戻って少し落ち着いた様子。やれやれです。
これから8月25日の抜糸までカラーが外せません。本人(犬)も予測出来ないせいか、いろいろなところにぶつかります。すでに後進歩きを会得した感もありますが、やっぱり人間が注意して見てあげないとダメですね。しばらくは正吉の格好を大笑いしながら世話する事になりそうです。

なんかヘン?左から「キャディー」「掃除機」「ミサイル」「ラッパ」計4態
その他 今回の費用は、約2万5千円でした。書物で調べた感じではかなりお安い方だと思います。
正吉が去勢をした理由
一般的には、「何で去勢する必要があるの?」と思われるかもしれません。そうですよね、今後子供を残す事が出来なくなる訳ですから・・・。理由は次の二つです。
  
・正吉を迎え入れた時から繁殖を考えていなかった事
  ・だからこそ健康で長生きをして欲しいから
 
飼うまでは知識も無かったので知りませんでしたが、犬は高齢になると生殖器系に絡んだ病気を発生する可能性が高くなるようなのです。たとえばオスの場合、前立腺の肥大や癌・睾丸の癌が考えられます。実際、ゴロー家の知り合いの中にも手術を繰り返しているワンちゃんがいます。しばらく先の事とはいえ、(人間と同じように)健やかな老年期を送って欲しい気持ちから予防のために去勢手術を施したわけです。メスの場合の避妊手術も同様の考え方だと思います。
人間(特にオス)の観点で、周りのオスどもからは冗談で「正吉、男になれずにカワイソウ」との声も聞きましたが、それはそれ。確かに、本来動物が自然に営むであろう行為を奪ったかもしれませんが、正吉を家族としてみるならば長生きして欲しいし、去勢は正しい選択だと思います。
・去勢手術について

Topicに戻る