杵次が転落した橋


撮影:03.7月
場所 麓郷
関わる人 五郎・純・蛍
場面は? 連続編<第16話>杵次は前夜、雨の中酔っぱらってずぶ濡れで五郎の家を訪問し、手放した愛馬について打ち明ける。最後まで自分を信じてくれた馬を思いやり、涙ながらに五郎に語りかける。帰り道、自転車ごとこの橋から転落し翌日川の中で死んでいるところを発見される。杵次にとって五郎は、自身の辛さを感じ取ってくれる存在になっていたからこその訪問だったと思います。杵次の話を五郎と同じ気持ちで聞いていた純と蛍にとって、馬を慈しむ杵次はもはや"ヘ〜ナマズルイ"爺さんではなかったはずです。
馬ソリの道


撮影:03.7月
場所 麓郷
関わる人 五郎純・雪子
場面は? 連続編<第10話>雪子と純は五郎の風力発電のバッテリーを受取りに車で富良野の街に出る。帰り道、草太の牧場に寄る為八幡丘への道を通るが、猛吹雪の中吹き溜まりに突っ込んでしまう。五郎が杵次に助けを求め馬ソリで二人を探しに・・・。遭難寸前、杵次の馬のおかげで発見されて二人は九死に一生を得る。同回のエンディング、杵次の古き入植時代をダブらせるイメージで鈴を鳴らした馬ソリが雪の中を走る場面で登場。管理人は麓郷街道側から入りました。
杵次が倒れていた川


撮影:03.7月
場所 麓郷
関わる人 五郎純・蛍
場面は? 杵次はうつ伏せの状態でこの川に倒れていました。純と蛍はこの視線で「正吉君のお爺さんの死」を目にした訳ですね。傍らに自転車と、前夜五郎の家を出た時に懐に収めた清酒「北の誉」の一升瓶が割れて横たわっていたのが印象的です。
ここ(左の橋)は布部川にかかる「まるやま橋」です。麓郷街道から麓郷中学校の前を通って八幡丘に抜ける道の途中にあります。ちなみにこの橋は、連続編<第2話>で純から(母さん宛の)手紙を投函するように頼まれた蛍が封筒を川に落としてしまった場面でも使われています。放映当時は木の欄干でしたが現在はコンクリート・ガードレールに変わっています。
左記参照

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笠松杵次は連続編の第5話から第16話まで登場しました。「北の国から」の脇役は皆重要な意味をもった設定になっていますが、中でもこのキャラクターの存在は管理人にとってかなり大きいものがあります。
杵次は麓郷に入植し、たいへんな苦労を重ねて土地を開いてきました。便利な物は無く、しかも厳しい自然と闘いながら自らの力と知恵だけを頼りに生活を創り出していく。そして、後に続く者たちに同じ苦労をさせまいと形を残す・・・これは五郎の生き方そのものですが、時代の背景を考慮すると五郎よりある意味凄い事です。劇中で北村清吉が言っていましたが、"仏の杵さん"を"ヘナマズルイ"と言われるような人間にしてしまったのは、杵次の功績を受け止められなかった周りの人間たちだったのではないでしょうか。先人があったからこそ今があるはずなのに、「遺産を享受しているだけで先人の有り難さを忘れている自分がいませんか?」と問いかけられているのだと思います。
番外編


撮影:03.7月
場所 馬ソリの道の近く
関わる人 ゴロー・レイコ
場面は? こんな看板は麓郷のあたりじゃ普通の事なんでしょうが、臆病なゴローにはちょっと・・・。(撮影で車を降りるだけでビビリます)人がたくさんいる「麓郷の森」辺りと違ってホントに出そうな気がします。その時は?五郎と同じように髪の毛逆立てて逃げるしかないでしょうね。